天国への扉

この扉は天国(スギ造林地)へ続いています。この中に入ってしまえば、猟犬に襲われることもなく、食事の草もある程度生えており、左うちわで獣生を終えることができるかもしれない、天国です。しかし、時々は出入りしようとして鹿ネットに絡んでしまいます。角がからまり、首が絡まり、見動きがとれなくなり、体力が尽きるまで、ここで暴れるのです。体力が尽きると狸やら猪やらに食べられて、手足の骨は5m四方ほどにちらばり、頭蓋骨だけがグルグルに絡まったネットと共に、ぶら下がるのです。そうです、これは天国への扉です。

 

今日の格言

「以上の文章、シカ語に訳して、詩(ウタ)にして、獣界にて、文学賞」

 

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