ヌルヌルで、生きてます。

 

さわるとかぶれるヌルデに何やら実のようなものができていた。きれいなピンク色だったので思わず写真を撮った。調べると「ヌルデの虫こぶ」ということで、何やら壮大な物語があるみたい

 

 

 

ヌルデシロアブラムシの幹母(かんぼ)は春になると新しい葉に卵を産み、それが膨らんで秋に虫こぶとなる。春から秋にかけての虫こぶの中では無性生殖で生まれた雌のアブラムシの人生(虫生?)、生き死にが数回、繰り返され、秋になると翅のある雌アブラムシが生まれ、外界に飛んでいって、コケにまた無性生殖で卵を産み、幼虫で冬を越し、春になると翅つきアブラムシになり、ヌルデに戻り、ここで初めて無性生殖で雄と雌が生まれ、そのカップルの子どもが幹母になり、またヌルデに卵を産む。ざっとこんなものですが、たぶん映画にすると4時間30分ぐらいの映画になります。もしくは大河ドラマになれるくらい。たわむれに、虫こぶを割らなくてよかった。中にはアブラムシが一杯。翅のあるやつもいただろう。

 

 そしてその上をいくのが、われらが人間。ヌルデの虫こぶにはタンニン成分が多いらしく、酢酸鉄と反応させて、お歯黒を作っていたそうな。よく、そんなこと思いつきますね。

 

 

 

今日の格言

 

「無性生殖もしてみたい」