くまもと林業大学

 

熊本県では今年度から「くまもと林業大学」が始まりました。その前身の1年研修時代から林業関係のメインどころの補助金、「造林補助金」という講義を1日、受け持っています。そして、新しく林業大学になってからも、依頼があり、講師として引き受けています。

 

 先日、五木村の「林業大学:県南校」に造林補助金の講義に伺いました。なんと、県南校は五木村役場内に置いてあります。五木村の懐の深さに感謝。林業が主産業の五木村の覚悟を感じた県南校でした。6名いる生徒の1人でも五木村で林業の仕事が出来たらいいなと思う次第です。

 

生徒の皆さんはまじめです。林業大学の研修は基本的には「作業員」の育成なので、造林補助金というものは知っていても知らなくても、実際の作業には関係がないと言ってしまえばそれまでなんですが、作業を突き詰めていくと、自分は何(誰)のために仕事をしていて、山主さんにどのようにそれが伝わっているかを知りたくなると思います。それがわかるための補助金の知識の一部です。全部は覚えなくてもいいので、存在を忘れないでいてもらいたいと思います。

 

 私も知りたくなって、作業員から、今の仕事に移った経緯を持ちます。将来、夢のある林業の仕事に就けることを祈っています。